Columnコラム

福生で突き指後に指先が伸びない方へ|マレットフィンガーの原因・症状・治療を高月整形外科病院 手外科が解説

福生で「突き指のあと、指先が伸びない」とお悩みの方へ

痛みが軽くても、指先が下がったままなら注意が必要です

「ボールが指先に当たってから、第一関節が曲がったまま戻らない」「突き指のあと、指先を自分の力でまっすぐ伸ばせなくなった」「腫れや痛みは落ち着いたのに、指先だけが下がって見える」といった症状はありませんか。

このような症状で代表的なのが、マレットフィンガー(槌指)です。マレットフィンガーは、指先を伸ばすための伸筋腱が損傷したり、腱が付着する末節骨の一部が骨折したりすることで、第一関節(DIP関節)を自力で伸ばしにくくなる外傷です。

野球やバレーボール、バスケットボールなどでボールが指先に当たったときに起こることがありますが、日常生活での転倒や物への衝突などでも生じることがあります。

見た目には「少し指先が曲がっているだけ」に見える場合や、受傷後しばらくすると痛みが軽くなる場合もあります。しかし、痛みの強さと腱や骨の損傷の程度が必ずしも一致するわけではありません。

そのため、突き指後に指先が下がったままになっている場合には、「そのうち伸びるだろう」と自己判断せず、腱や骨の状態を確認することが大切です。

手指や手関節の腱・靱帯損傷について詳しく知りたい方は、高尾で手指・手関節の腱・靱帯損傷にお悩みの方へ|原因・症状・治療を手外科が解説もあわせてご覧ください。


マレットフィンガーでは「腱の損傷」と「骨折」を見分けることが重要です

同じ「指先が伸びない」症状でも、損傷している組織によって治療が異なります

マレットフィンガーには、主に伸筋腱そのものが損傷するタイプと、腱が付着している骨の一部がはがれる骨折型があります。

どちらも「指先を自力で伸ばせない」という症状が現れますが、骨折の有無や骨片の大きさ、関節のずれなどによって治療方法は変わります。

特に、

・突き指した直後から指先が下がっている
・第一関節を自力で伸ばせない
・第一関節の背側に腫れや痛みがある
・反対の手で支えれば指先を伸ばせる
・痛みは少ないが変形が残っている
・第一関節の形が不自然に見える

といった症状がある場合には、伸筋腱損傷・末節骨骨折・関節の亜脱臼などを確認する必要があります。

高月整形外科病院 手外科では、受傷した時期や状況、指先をどこまで自力で伸ばせるか、腫れや圧痛の位置などを確認し、必要に応じてX線(レントゲン)検査を行いながら、腱・骨・関節の状態を評価します。


この記事で解説すること

高月整形外科病院 手外科の視点から、症状の気づき・検査・治療・受診の目安を説明します

この記事では、高月整形外科病院 手外科の視点から、突き指後に指先が伸びなくなるマレットフィンガー(槌指)について詳しく解説します。

なぜボールなどが指先に当たると伸筋腱や骨が損傷するのか、腱性と骨性では何が違うのか、どのような症状からマレットフィンガーを疑うのかといった基本的な仕組みから、検査や治療方法まで順番に説明します。

また、治療では装具による固定を継続することが重要になるケースがある一方、骨折の状態や関節のずれによっては手術が検討される場合もあります。受傷から時間が経過すると治療方針が変わることもあるため、受診のタイミングについて知っておくことも大切です。

福生周辺で、突き指後から指先が下がっている方、第一関節を自力で伸ばせない方、痛みは軽いものの指先の変形が残っている方に向けて、症状の気づき・検査・一般的な治療・受診の目安高月整形外科病院 手外科が詳しく解説します。


マレットフィンガー(槌指)は第一関節を自力で伸ばせなくなる外傷です

マレットフィンガー(槌指)とは、指先を伸ばすための伸筋腱や、その腱が付着している末節骨が損傷することで、指先のDIP関節(第一関節)を自分の力で伸ばしにくくなる状態です。

指には、指先側からDIP関節(第一関節)、その一つ手前にPIP関節(第二関節)があります。マレットフィンガーでは、主に第一関節を伸ばす仕組みが損傷するため、第二関節は動かせても、第一関節だけが下がった状態になることがあります。

指先を伸ばす「伸筋腱」が傷つくことで起こります

手や指の背側には伸筋腱が走っており、その力が末節骨まで伝わることで指先をまっすぐ伸ばすことができます。

しかし、ボールが指先に当たるなどして第一関節が急激に曲げられると、伸筋腱に強い力が加わります。その結果、

伸筋腱そのものが損傷する
・腱が付着している末節骨の一部が骨折する
・第一関節を伸ばす力が指先まで伝わらなくなる
・DIP関節が下がり、自力では伸ばしにくくなる

といった変化が起こります。

高月整形外科病院手外科では、単に「指先が曲がっている」という見た目だけではなく、どこまで自力で伸ばせるのか、どの部分に腫れや圧痛があるのかなどを確認しながら、損傷している組織を評価します。


腱が傷つくタイプと骨折を伴うタイプがあります

マレットフィンガーは、損傷の仕方によって大きく腱性マレットフィンガー骨性マレットフィンガーに分けられます。

どちらの場合も、外見上は「第一関節が伸びない」「指先が垂れ下がっている」という似た症状が現れますが、損傷している組織が異なるため、治療方法も同じとは限りません。

共通するのは「第一関節だけを自力で伸ばしにくい」という変化です

腱性マレットフィンガーでは、末節骨につながる伸筋腱が断裂したり、付着部で損傷したりします。

一方、骨性マレットフィンガーでは、伸筋腱自体ではなく、腱が付着している末節骨の一部が引っ張られるように骨折します。骨折の大きさや位置によっては、関節のずれや亜脱臼を伴うこともあります。

主な変化としては、

・第一関節(DIP関節)だけが下がる
・反対の手で支えれば伸ばせても、自力では伸ばせない
・第一関節の背側に腫れや痛みが出ることがある
・受傷直後より痛みが軽くなっても変形が残ることがある

などが挙げられます。

そのため、見た目だけで「腱が切れているのか」「骨折しているのか」を判断することは難しく、必要に応じてX線(レントゲン)検査などで確認することが重要です。


痛みが軽くても、指先の形が戻らない場合は確認が必要です

マレットフィンガーで注意したいのは、痛みの強さだけでは損傷の程度を判断できないという点です。

突き指直後には腫れや痛みがあっても、時間の経過とともに症状が軽くなることがあります。そのため、「もう痛くないから大丈夫」と考えてしまう方もいます。

しかし、伸筋腱や末節骨が損傷したままであれば、痛みが少なくなっても第一関節を伸ばす機能が十分に戻っていないことがあります。

「痛くない」より「自力で伸ばせるか」が重要です

受傷後には、次のような点を確認してみてください。

・第一関節を自分の力だけでまっすぐにできるか
・指先が下へ垂れた状態になっていないか
・反対の手で伸ばせばまっすぐになるか
・第一関節の腫れや変形が残っていないか
・痛みは少なくても、受傷前と指の形が違っていないか

特に、痛みが軽いにもかかわらず指先の形が戻らない場合や、第一関節を自力で伸ばせない状態が続いている場合には、単なる突き指として様子を見るのではなく、腱や骨の状態を確認することが大切です。

福生周辺で、突き指後に指先が下がったままになっている方、第一関節を伸ばしにくい方は、高月整形外科病院 手外科へご相談ください。

マレットフィンガーでは、腱性なのか骨性なのか、関節のずれがないかによって治療方針が変わります。早い段階で状態を確認し、適切な固定や治療につなげることが、指先の機能を保つために重要です。


受傷のきっかけを振り返ることが診断の第一歩です

突き指のあとに指先が下がっている場合は、まず「いつ・どのように受傷したのか」を振り返ることが大切です。

マレットフィンガー(槌指)は、伸ばしていた指先に外から強い力が加わり、第一関節(DIP関節)が急に曲げられることで起こることがあります。特に、野球やバレーボールなどでボールが指先に当たったときは代表的な受傷機転です。

ただし、スポーツだけでなく、転倒時に指を突いた、家具などに指先をぶつけた、物に挟んだといった日常生活の外傷でも起こることがあります。

「何が当たったのか」「どの方向に力が加わったのか」を確認しましょう

受診前には、次のような点を思い出しておくと診察の参考になります。

・野球やバレーボールなどでボールが指先に当たった
・転倒した際に指先を床や地面についた
・物に指を挟んだ、ぶつけた
・受傷した直後から指先の形が変わった
・第一関節の背側に腫れや圧痛が出た

高月整形外科病院手外科では、こうした受傷機転を確認しながら、伸筋腱や末節骨にどのような力が加わった可能性があるのかを考えていきます。


突き指のあとに「指先が下がっていないか」を確認しましょう

受傷後に特に確認していただきたいのが、第一関節から先の指先が垂れ下がっていないかという点です。

正常な指では、力を抜いた状態でも第一関節をある程度まっすぐ保つことができます。しかし、伸筋腱やその付着部が損傷すると、指先を伸ばす力が十分に伝わらなくなり、第一関節だけが下がった状態になることがあります。

腫れや痛みだけでなく「形の変化」にも注目してください

マレットフィンガーでは、次のような変化がみられることがあります。

・突き指の直後から指先が下へ垂れている
・第一関節の背側が腫れている
・第一関節の周辺を押すと痛む
・受傷前と比べて指先の角度が変わった
・数日経って痛みは軽くなったが、変形だけが残っている

特に注意したいのが、痛みがそれほど強くないケースです。

伸筋腱の損傷では、時間が経つにつれて痛みや腫れが軽くなることがあります。しかし、腱の機能が十分に戻っていなければ、指先の垂れ下がりは残ります。

そのため、「痛くなくなったから治った」と判断するのではなく、指先の形が元に戻っているかを確認することが重要です。


「自分の力で伸ばせるか」を第一関節で確認します

マレットフィンガーを疑ううえで重要なポイントの一つが、第一関節を自力で伸ばせるかどうかです。

腱や骨の付着部が損傷している場合、反対の手で指先を支えればまっすぐ伸ばせても、自分の力だけではその位置を保てないことがあります。

反対の手では伸ばせても、自力で伸ばせない場合は注意が必要です

受傷後には、無理のない範囲で次の点を確認してみてください。

・第一関節を自分の力でまっすぐ伸ばせるか
・指先だけが途中から下がっていないか
・反対の手で支えると伸ばせるか
・伸ばそうとしても第一関節だけが残って曲がるか
・第一関節を動かしたときに痛みや違和感があるか

ただし、何度も繰り返し曲げ伸ばしをして確認する必要はありません。マレットフィンガーが疑われる場合には、第一関節を繰り返し曲げることで損傷部へ負担が加わる可能性があります。

受診時には、受傷した日時・何が当たったのか・どの関節が動かしにくいのかを伝えていただくと、状態を整理しやすくなります。

福生周辺で、突き指後に指先が下がっている方、第一関節を自力で伸ばせない方、痛みは軽いものの指先の形が戻らない方は、早めに状態を確認することが大切です。

高月整形外科病院 手外科では、受傷時の状況と指の動きを確認し、必要に応じてX線検査などを行いながら、伸筋腱の損傷・末節骨の骨折・関節のずれがないかを評価していきます。


腱性マレットフィンガーでは伸筋腱の損傷によって指先を伸ばせなくなります

腱性マレットフィンガーは、指先を伸ばすための伸筋腱が切れたり、末節骨との付着部からはがれたりすることで、第一関節(DIP関節)を自力で伸ばしにくくなるタイプです。

ボールが指先に当たるなどして、伸ばしていた第一関節が急激に曲げられると、伸筋腱に強い力がかかります。その結果、腱の連続性が失われると、筋肉が収縮してもその力が指先まで十分に伝わらなくなります。

指先を「伸ばす力」が届かなくなることが症状の原因です

腱性マレットフィンガーでは、指を曲げる側の腱は働いていても、伸ばす側の腱が損傷しているため、第一関節だけが下へ垂れた状態になりやすくなります。

典型的には、

・突き指後から指先が下がっている
・第一関節を自力で伸ばせない
・反対の手で支えると伸ばせる
・第一関節の背側に腫れや圧痛がある
・痛みが軽くなっても変形が残っている

といった症状がみられます。

痛みの程度だけでは腱損傷の有無を判断できないため、「痛いかどうか」だけでなく「自力で指先を伸ばせるか」を確認することが重要です。


X線検査で骨折を伴っていないか確認します

腱性マレットフィンガーが疑われる場合でも、見た目や指の動きだけで、腱だけの損傷なのか骨折を伴っているのかを確実に区別することはできません。

そのため、診察では受傷状況や指の動きを確認するとともに、必要に応じてX線(レントゲン)検査を行います。

「腱性」か「骨性」かを見分けることが治療方針につながります

X線検査では、主に末節骨の骨折がないか、関節にずれがないかを確認します。

骨折が認められず、診察所見から伸筋腱の損傷が考えられる場合には、腱性マレットフィンガーとして治療を検討します。

一方、伸筋腱が付着している末節骨の一部がはがれている場合には、骨性マレットフィンガーとなり、骨片の大きさや関節の位置によって治療方針が異なります。

高月整形外科病院手外科では、指先が伸びないという症状だけで判断するのではなく、腱・骨・関節のどこに損傷があるのかを確認することを重視します。


腱性マレットフィンガーでは装具による継続的な固定が基本です

腱性マレットフィンガーでは、一般的に第一関節を伸ばした状態で装具固定する保存治療が行われます。

損傷した伸筋腱が治癒するためには、切れたりはがれたりした腱の部分が近づいた状態を維持する必要があります。そのため、第一関節が曲がらないように保つことが治療の重要なポイントになります。

固定中に第一関節を曲げないことが大切です

治療では一般に、6〜8週間程度を目安として継続的な装具固定が行われます。ただし、固定期間は受傷からの経過や損傷の状態などによって異なるため、実際には診察のうえで個別に判断します。

装具治療中に特に注意したいのは、

・自己判断で装具を外さない
・装具を外す必要があるときも第一関節を曲げない
・指先を伸ばした状態を保つ
・皮膚トラブルがある場合は早めに相談する
・決められた期間の固定を継続する

という点です。

途中で第一関節が繰り返し曲がってしまうと、治癒途中の伸筋腱が再び引き離され、十分な伸展機能が戻らない可能性があります。

そのため、腱性マレットフィンガーの治療では、「装具をつけること」だけでなく、適切な位置で継続して固定できるかが非常に重要です。

福生周辺で、突き指後から指先が下がっている方や、第一関節を自力で伸ばせない方は、痛みが軽くても放置せず、高月整形外科病院 手外科へご相談ください。

腱性なのか骨折を伴うタイプなのかを確認したうえで、指先の機能をできるだけ保つために、適切な固定方法と治療期間を検討していきます。


骨性マレットフィンガーでは腱の付着部を含む骨がはがれます

骨性マレットフィンガーは、指先を伸ばす伸筋腱そのものが切れるのではなく、腱が付着している末節骨の一部が骨片としてはがれるように骨折する状態です。こうした骨折は裂離骨折と呼ばれます。

ボールが指先に当たるなどしてDIP関節(第一関節)が急激に曲げられると、伸筋腱には指先を伸ばそうとする力がかかります。その際、腱に引っ張られた末節骨の付着部が耐えきれず、骨の一部がはがれることで骨性マレットフィンガーが起こります。

腱性タイプと同じように第一関節が下がることがあります

骨折が起こると、伸筋腱から末節骨へ伸ばす力を十分に伝えられなくなるため、第一関節を自力で伸ばしにくくなり、指先が下がった状態になることがあります。

見た目だけでは腱性マレットフィンガーとの区別が難しいこともあるため、

・突き指後から指先が下がっている
・第一関節の背側に腫れや痛みがある
・自分では指先を伸ばしきれない
・第一関節の形が受傷前と異なって見える
・反対の手で支えれば伸ばせる

といった場合には、骨折の有無を確認することが重要です。

手・指の骨折や脱臼後の痛み、変形について詳しく知りたい方は、八王子で手・指の骨折・脱臼後の痛みや変形にお悩みの方へ|高月整形外科病院 形成外科もあわせてご覧ください。

高月整形外科病院手外科では、指の動きや腫れ、圧痛だけでなく、画像検査を組み合わせて腱・骨・関節の状態を評価します。


X線で骨片の大きさ・ずれ・関節の位置を確認します

骨性マレットフィンガーでは、単に「骨折があるかどうか」だけで治療方法を決めるわけではありません。

重要なのは、骨片がどの程度の大きさなのか、元の位置からどれくらいずれているのか、DIP関節が正しく整列しているかを確認することです。

関節の亜脱臼がないかも重要な評価ポイントです

骨片が大きかったり、骨折によって関節面のバランスが崩れたりすると、末節骨が正常な位置からずれて亜脱臼を起こすことがあります。

そのため、X線(レントゲン)検査では、

・末節骨に裂離骨折があるか
・骨片の大きさはどの程度か
・骨片が元の位置からずれていないか
・第一関節の関節面が保たれているか
・末節骨の亜脱臼が起きていないか

などを確認します。

痛みがそれほど強くなくても、骨片の状態や関節の整列によっては治療方針が変わります。そのため、「痛みが軽いから軽い骨折」とは判断できない点に注意が必要です。


骨折と関節が安定しているかによって治療方針を検討します

骨性マレットフィンガーの治療は、骨折の状態や関節の安定性によって異なります。

骨片の位置や関節の整列が保たれている場合には、腱性マレットフィンガーと同様に、DIP関節を伸ばした状態で装具固定する保存治療が検討されることがあります。

不安定な骨折では手術治療を検討する場合があります

一方で、骨片が大きい、ずれが大きい、関節が亜脱臼しているなど、第一関節が不安定になっている場合には、装具だけで適切な位置を維持することが難しいことがあります。

このようなケースでは、骨片や関節を適切な位置に戻して固定する手術治療を検討する場合があります。

治療方針を考える際には、

・骨片の大きさと位置
・DIP関節の安定性
・亜脱臼の有無
・受傷してからの期間
・指先を自力で伸ばせる程度
・装具固定を適切に継続できるか

などを総合的に評価します。

福生周辺で、突き指のあとから指先が下がっている方、第一関節の腫れや変形が残っている方は、自己判断で様子を見続けず、骨折の有無を確認することが大切です。

高月整形外科病院 手外科では、X線検査などを用いて骨片の大きさ・ずれ・関節の整列を確認し、安定している場合には装具による保存治療、不安定性が強い場合には手術治療を含めて、それぞれの状態に適した治療方針を検討します。


指先が伸びない原因はマレットフィンガーだけとは限りません

突き指のあとに第一関節が下がっている場合、代表的な原因としてマレットフィンガー(槌指)が考えられます。しかし、指先を自力で伸ばせない症状は、マレットフィンガーだけで起こるわけではありません。

指の背側には伸筋腱が走り、その周囲には骨や関節があります。そのため、切り傷による腱断裂、別の部位の骨折、骨折脱臼、外傷後の関節拘縮などでも、似たような「指先が伸びない」という症状が現れることがあります。

切り傷や別の骨折でも伸ばしにくさが生じます

たとえば指の背側をガラスや刃物などで切ったあとに指を伸ばせなくなった場合には、伸筋腱の断裂を考える必要があります。

また、末節骨だけでなく中節骨などに骨折がある場合や、第一関節の位置そのものがずれている場合にも、指の動きが制限されることがあります。

主な原因としては、

・指の背側の切り傷による伸筋腱断裂
・末節骨や中節骨などの指の骨折
・第一関節の骨折脱臼・亜脱臼
・外傷後に関節が硬くなる関節拘縮
・治療されないまま時間が経過した陳旧性マレットフィンガー

などが挙げられます。

そのため、「第一関節が下がっているから必ずマレットフィンガー」と見た目だけで決めることはできません。


外傷後のこわばりや時間が経過したマレットフィンガーにも注意します

突き指をした直後ではなく、「けがからしばらく経ってから指が伸びにくいことに気づいた」という方もいます。

外傷後には、腱の損傷そのものだけでなく、痛みや腫れによって指を動かさない期間が続くことで、関節が硬くなることがあります。

腱の伸びや関節拘縮が残ると指先の動きに影響します

けがのあとに第一関節を十分に動かせない状態が続くと、関節周囲の組織が硬くなり、関節拘縮によって指を伸ばしにくくなる場合があります。

また、マレットフィンガーを治療しないまま時間が経過すると、損傷した伸筋腱が伸びた状態で治癒したり、指全体の腱のバランスが変化したりすることがあります。このように受傷から時間が経ったものは、陳旧性マレットフィンガーとして扱われることがあります。

この場合、受傷直後のマレットフィンガーと同じ治療がそのまま適用できるとは限りません。受傷からの期間、関節の硬さ、自力で伸ばせる角度などを確認しながら治療方針を考える必要があります。

福生周辺で「数週間前の突き指から指先が伸びない」「痛みはなくなったのに変形が残っている」という方も、時間が経ったから治療できないと自己判断せず、一度状態を確認することが大切です。


見た目や痛みだけでは腱損傷と骨折を区別できないことがあります

指先の外傷では、症状だけを見て原因を特定することは難しい場合があります。

たとえば、腱性マレットフィンガーと骨性マレットフィンガーは、どちらも第一関節が下がり、自力で伸ばせないという似た症状を示します。痛みの程度にも個人差があるため、「強く痛むから骨折」「痛みが軽いから腱だけ」と判断することもできません。

診察とX線検査で骨・関節の状態を確認します

原因を切り分けるためには、受傷した状況や指の動きを診察するとともに、必要に応じてX線(レントゲン)検査を行うことが重要です。

高月整形外科病院手外科では、

・どのような外傷があったか
・第一関節を自力で伸ばせるか
・切り傷などの皮膚損傷がないか
・骨折や骨片のずれがないか
・関節の亜脱臼や不安定性がないか
・受傷からどのくらい時間が経過しているか

などを確認し、指先が伸びない原因を整理していきます。

特に、切り傷のあとに指を伸ばせない、第一関節が明らかにずれている、強い腫れがある、時間が経っても変形が残っているといった場合には、単純な突き指として様子を見続けないことが大切です。

福生周辺で突き指や手・指の外傷後に指先を伸ばしにくくなった方は、高月整形外科病院 手外科へご相談ください。見た目だけでは分かりにくい伸筋腱損傷・骨折・関節のずれ・外傷後の拘縮などを確認し、原因に応じた治療方針を検討します。


痛みの強さだけでなく「指先を自力で伸ばせるか」を確認しましょう

突き指のあとに指先が痛む場合、痛みや腫れの程度だけで損傷の有無を判断することはできません。特にマレットフィンガー(槌指)では、受傷後に痛みが軽くなっていても、伸筋腱や末節骨の損傷によって第一関節(DIP関節)を自力で伸ばせない状態が残ることがあります。

そのため、受診前には指先の形と動きを確認することが大切です。

第一関節が最後まで伸びるかをやさしく確認します

確認するときは、何度も力を入れて曲げ伸ばしする必要はありません。無理のない範囲で一度確認し、左右の同じ指と比べてみましょう。

・第一関節を自分の力で最後まで伸ばせるか
・指先が以前より下へ垂れていないか
・左右の指で第一関節の角度に違いがないか
・自力では伸びないものの、反対の手でやさしく支えると伸びるか
・第一関節の背側に腫れや圧痛が残っていないか

特に重要なのが、「自分では指先を伸ばしきれない」という変化です。

伸筋腱が損傷すると、筋肉の力が指先まで十分に伝わらなくなるため、反対の手で支えればまっすぐにできても、自力では第一関節が下がってしまうことがあります。

ただし、確認のために第一関節を何度も曲げたり、強く伸ばしたりすることは避けてください。マレットフィンガーが疑われる場合には、損傷部へ余計な負担をかけないことが大切です。


指先の変形や強い腫れがある場合は早めの受診が必要です

突き指のあとに多少の痛みや腫れが出ることはありますが、指先の変形が残っている場合や第一関節を自力で伸ばせない場合には、単なる突き指として長期間様子を見ることはおすすめできません。

マレットフィンガーには、伸筋腱が損傷するタイプだけでなく、腱が付着している末節骨が骨折する骨性マレットフィンガーもあります。骨折の状態によっては関節の亜脱臼を伴うこともあるため、早期の評価が重要です。

このような症状がある場合は手外科へ相談しましょう

・突き指後から指先が下がったまま戻らない
・第一関節を自力で最後まで伸ばせない
・第一関節に強い腫れ・痛み・圧痛がある
・指の背側に切り傷や出血がある
・指先の色が白い、紫色になるなど明らかな変化がある
・強いしびれや感覚の低下がある
・時間が経って痛みは減ったものの変形が残っている

特に、切り傷のあとに指を伸ばせない場合には伸筋腱の断裂、指先の色調変化や強いしびれを伴う場合には血流や神経への影響も考える必要があります。

また、強い腫れや明らかな変形がある場合には、末節骨の骨折や関節のずれが隠れている可能性があります。

こうした症状がある場合には、自己判断で固定したりマッサージしたりするのではなく、早めに医療機関で状態を確認することが重要です。


痛みが軽くても「伸びない」状態が続く場合は手外科

マレットフィンガーで見落とされやすいのが、痛みが軽いケースです。

「もう痛くないから大丈夫」「少し曲がっているだけだから、そのうち戻るだろう」と考えているうちに時間が経ち、指先の伸ばしにくさが残ってしまうことがあります。

第一関節を自力で伸ばせないことは重要な受診のサインです

受診の判断では、痛みの強さだけではなく、第一関節の機能が保たれているかを見ることが重要です。

高月整形外科病院手外科では、受傷した時期や状況、第一関節を自力で伸ばせるか、腫れや圧痛の位置などを確認し、必要に応じてX線(レントゲン)検査を行います。

X線では、末節骨の骨折の有無だけでなく、骨片の大きさ・ずれ・関節の整列・亜脱臼の有無などを確認し、腱性マレットフィンガーなのか、骨折を伴うタイプなのかを判断していきます。

福生周辺で、突き指後から指先が下がっている方、第一関節を自力で伸ばせない方、痛みは軽くなったものの指の形が戻らない方は、高月整形外科病院 手外科へご相談ください。

「痛いかどうか」だけではなく、「指先を自分の力で伸ばせるか」が重要な確認ポイントです。早めに損傷部位を把握し、状態に合った固定や治療につなげることが、手・指の機能を保つために大切です。


高月整形外科病院では受傷状況と指の動きから原因を整理します

突き指のあとに指先が伸びない場合、まず重要になるのが、いつ・どのような状況で受傷したのかという情報です。

ボールが指先に当たったのか、転倒して指をついたのか、物に挟んだのか、あるいは切り傷を伴っているのかによって、考えられる損傷は異なります。マレットフィンガーだけでなく、伸筋腱断裂・骨折・関節のずれなども含めて確認する必要があります。

第一関節を自力でどこまで伸ばせるかを確認します

診察では、受傷時の状況に加えて、第一関節(DIP関節)の動きを確認します。

・いつ、どのように受傷したか
・第一関節を自力でどこまで伸ばせるか
・指先が下がった状態になっていないか
・第一関節に腫れや圧痛があるか
・反対側の同じ指と比べて形に違いがないか

特に、反対の手で支えれば伸ばせるものの、自力では第一関節を伸ばせない場合には、指先を伸ばす伸筋腱の機能低下が疑われます。

一方、切り傷のあとから指を伸ばせなくなった場合には、皮膚の下にある伸筋腱が直接損傷している可能性もあります。

高月整形外科病院手外科では、見た目だけではなく、受傷機転と指の動きを組み合わせて、どの組織に問題がある可能性が高いのかを整理します。


X線検査で骨折と第一関節の位置を確認します

指先が伸びない症状では、診察だけで腱性マレットフィンガーと骨性マレットフィンガーを完全に区別できないことがあります。

そのため、必要に応じてX線(レントゲン)検査を行い、末節骨の骨折や第一関節の位置を確認します。

骨片の大きさ・ずれ・関節の整列が重要です

X線検査では、単に骨折の有無だけを見るわけではありません。

主に、

・末節骨に骨折があるか
・腱の付着部に裂離骨折があるか
・骨片の大きさやずれはどの程度か
・DIP関節が正しい位置に保たれているか
・亜脱臼など関節のずれを伴っていないか

といった点を確認します。

特に骨性マレットフィンガーでは、骨片の状態によって第一関節が不安定になることがあります。骨折が小さく関節の位置が保たれている場合と、骨片が大きく関節がずれている場合とでは、治療の考え方が異なります。

また、痛みが軽いから骨折していないとは限りません。 痛みの程度だけでは、伸筋腱の損傷と骨折を区別することは難しいため、指先の変形が残っている場合には画像検査による確認が重要です。


腱・骨・関節を総合的に評価して治療方針を決めます

マレットフィンガーの診断では、最終的に腱・骨・関節の3つの状態をまとめて評価することが重要です。

同じ「指先が伸びない」という症状でも、伸筋腱だけが損傷している場合と、骨折や関節の亜脱臼を伴っている場合では、必要な治療が異なります。

装具固定で治療できるか、手術が必要かを判断します

高月整形外科病院 手外科では、診察と画像検査の結果から、

・伸筋腱の損傷が主体なのか
・末節骨の骨折を伴っているのか
・第一関節に亜脱臼や不安定性がないか
・受傷からどの程度時間が経過しているか
・第一関節を適切な位置で固定できる状態か

などを総合的に整理します。

腱性マレットフィンガーや関節が安定している一部の骨性マレットフィンガーでは、装具による継続的な固定が治療の中心になります。

一方、骨片が大きい、ずれが強い、第一関節が亜脱臼しているなど、関節が不安定な場合には、状態に応じて手術治療を検討します。

福生周辺で、突き指後から指先が下がったままになっている方や、第一関節を自力で伸ばせない方は、見た目や痛みの強さだけで判断せず、腱・骨・関節の状態を確認することが大切です。

高月整形外科病院手外科では、受傷状況、指の動き、X線所見などを組み合わせ、装具固定が適しているのか、手術を検討すべき状態なのかを判断し、それぞれの患者さんに合わせた治療方針を考えていきます。


腱性マレットフィンガーでは装具固定を継続することが重要です

腱性マレットフィンガーでは、指先を伸ばす伸筋腱が損傷しているため、第一関節(DIP関節)を伸ばした状態で保ち、腱が治癒しやすい環境をつくることが治療の基本となります。

装具を使用して第一関節を伸ばした位置に固定することで、損傷した腱の両端が離れないようにし、再び指先を伸ばす力が伝わる状態を目指します。

固定中に第一関節を曲げないことが大切です

腱性マレットフィンガーの治療では、単に「装具をつけている」だけではなく、決められた期間、第一関節を適切な位置で固定し続けることが重要です。

・第一関節を伸ばした状態で装具固定する
・医師から指示された期間、固定を継続する
・固定中に第一関節を不用意に曲げない
・装具を外す必要がある場合も、指先を伸ばした状態を保つ
・皮膚の赤みや痛みなどがあれば自己判断せず相談する

固定中に第一関節が曲がると、治癒途中の伸筋腱が再び引き離され、十分な伸展機能が戻りにくくなる可能性があります。

そのため、固定期間や装具の装着方法については、医師や担当者から説明された方法を守ることが大切です。


骨性マレットフィンガーでは骨折と関節の安定性を確認します

骨性マレットフィンガーでは、伸筋腱が付着している末節骨の一部が裂離骨折を起こしているため、腱性タイプとは異なり、骨片の大きさ・ずれ・DIP関節の位置まで確認して治療方法を決めます。

骨折があっても関節が安定している場合には、装具による保存治療を検討できることがあります。一方、骨片が大きくずれている場合や、第一関節に亜脱臼を伴っている場合には、装具だけでは適切な位置を維持できないことがあります。

不安定な骨折では手術治療を検討する場合があります

骨性マレットフィンガーでは、主に次のような点を確認して治療方針を決定します。

・骨片の大きさと位置
・骨片がどの程度ずれているか
・第一関節が正しく整列しているか
・亜脱臼などの不安定性がないか
・装具固定で良好な位置を維持できるか

状態が安定していれば装具による保存治療を行うことがありますが、関節の不安定性が強い場合には、骨片や関節を正しい位置に戻して固定する手術治療を検討します。

手術が必要かどうかは、見た目や痛みだけでは判断できません。高月整形外科病院手外科では、診察とX線検査などの結果をもとに、保存治療が適しているのか、手術を検討する必要があるのかを判断します。


「突き指だから」「痛くないから」と自己判断しないことが大切です

マレットフィンガーでは、突き指直後の痛みや腫れが比較的軽いこともあります。そのため、「とりあえず自分でテープを巻いておこう」「痛みがなくなったから治っただろう」と判断してしまうことがあります。

しかし、腱性と骨性では治療の考え方が異なり、骨性では関節のずれや亜脱臼を伴っている可能性もあります。

装具の扱い方や皮膚のケアも治療の一部です

装具治療では、固定位置を守ることだけでなく、装具による圧迫や蒸れなどで皮膚トラブルが起きないよう管理することも重要です。

装具を外して指を洗う必要がある場合でも、自己流で指先を曲げながら外したり、長時間固定を中断したりすると、治癒に影響する可能性があります。

そのため、装具の外し方・皮膚を清潔に保つ方法・再装着の方法についても、医師や担当者から説明された手順に従ってください。

福生周辺で、突き指後から第一関節が下がっている方、自力で指先を伸ばせない方、痛みは軽いものの変形が残っている方は、自己判断だけで固定や経過観察を続けず、高月整形外科病院 手外科へご相談ください。

マレットフィンガーでは、腱の損傷なのか、骨折を伴っているのか、関節が安定しているのかを確認したうえで、それぞれの状態に適した固定方法や治療方針を選択し、その治療を適切に継続することが重要です。


福生周辺で、突き指後の指先の変形が残っている方へ

突き指のあとに、指先が下がったままになっている、第一関節(DIP関節)を自力で最後まで伸ばせない、痛みは落ち着いたのに形だけが戻らないといった症状がある場合には、早めに状態を確認することが大切です。

マレットフィンガー(槌指)では、指先を伸ばす伸筋腱が損傷している場合と、腱が付着する末節骨に骨折が起きている場合があります。痛みが軽いケースもあるため、症状の強さだけで判断することはできません。

「痛みが少ないから大丈夫」とは限りません

受傷後には、次のような変化がないか確認してみてください。

・突き指のあとから指先が下へ垂れている
・第一関節を自力でまっすぐ伸ばせない
・反対の手で支えると伸ばすことができる
・痛みや腫れは軽くなったが、変形が残っている
・受傷前と比べて左右の指の形が違っている

このような症状では、腱性マレットフィンガーや骨性マレットフィンガーなどを考える必要があります。

福生周辺でこうした症状に気づいた場合には、「もう痛くないから」と長期間様子を見るのではなく、腱・骨・関節の状態を確認することをおすすめします。


受傷から時間が経つと治療が難しくなる場合があります

マレットフィンガーでは、受傷直後に適切な位置で固定することが重要になるケースがあります。

治療をしないまま時間が経過すると、損傷した伸筋腱が伸びた状態で治癒したり、第一関節の動きが少なくなることで関節拘縮が生じたりすることがあります。

「気づく・確認する・相談する」を早めに行うことが大切です

特に、指先が下がった状態を放置すると、第一関節だけでなく指全体の腱のバランスに影響し、変形が残る場合があります。

また、骨性マレットフィンガーで骨片のずれや関節の亜脱臼がある場合には、受傷後の状態によって治療方針が変わるため、早めの評価が重要です。

そのため、

気づく → 状態を確認する → 医療機関へ相談する

という流れを意識し、自己判断だけで固定したり、長期間経過観察を続けたりしないことが大切です。

受傷から時間が経過している場合でも、治療方法を検討できることはありますので、「今さら相談しても遅い」と考えず、一度状態を確認してください。


気になる症状があるときは高月整形外科病院 手外科へご相談ください

高月整形外科病院手外科では、突き指後に指先が伸びない方に対して、受傷した状況や第一関節の動き、腫れ・圧痛などを確認し、必要に応じてX線(レントゲン)検査を行います。

腱・骨・関節の状態を確認して治療方針を考えます

同じ「指先が伸びない」という症状でも、原因は一人ひとり異なります。

伸筋腱の損傷が中心なのか、末節骨の骨折を伴っているのか、骨片のずれや第一関節の亜脱臼があるのかなどを確認し、装具による保存治療が適しているのか、手術を検討する必要があるのかを判断していきます。

福生周辺で、突き指後から指先が下がっている方、第一関節を自力で伸ばせない方、痛みは少ないものの変形や違和感が残っている方は、高月整形外科病院 手外科へご相談ください。

指先の変形は小さな変化に見えても、日常生活で物をつまむ・握る・細かな作業を行う際の手や指の機能に影響することがあります。早い段階で腱・骨・関節の状態を確認し、現在の状態に合った治療につなげることが大切です。


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