Columnコラム

あきる野で転倒後の親指側の手首痛にお悩みの方へ|舟状骨骨折・偽関節の症状・検査・治療|高月整形外科病院 手外科

あきる野で親指側の手首の痛みにお悩みの方へ

転倒後、「軽い捻挫」と思っていた痛みが続いていませんか

転倒した際、とっさに地面へ手をついたあとから、親指側の手首に痛みが残っていることはありませんか。

転んだ直後はそれほど強い痛みではなく、「少しひねっただけ」「軽い捻挫だろう」と考えて様子を見ていても、数日から数週間たって、床や机に手をつく、バッグやペットボトルを握る、親指や指に力を入れるといった動作で痛みが続くことがあります。

このような症状では、手首を構成する骨の一つである舟状骨(しゅうじょうこつ)の骨折が隠れている場合があります。舟状骨骨折は、転倒時に手首を反らした状態で手をつき、身体を支えた際の衝撃によって生じやすい骨折です。

また、舟状骨骨折は受傷後に痛みがいったん軽くなることがあり、初期には「捻挫」と思われたまま時間が経過するケースもあります。骨折部が十分に癒合しない状態が続くと、舟状骨偽関節となり、手をついたときの痛みや、手・指に力を入れたときの痛み、握力の低下などにつながることがあります。


転倒後の手首の痛みは「痛む場所」と「その後の経過」が重要です

親指側だけに痛みが残る場合は舟状骨の状態を確認します

転倒後の手首痛では、単に「痛みが強いかどうか」だけではなく、どの位置が痛むのか、どのように転倒したのか、受傷からどのくらい時間が経過しているのかを整理することが大切です。

特に、

・転倒したときに手のひらを地面についた
・親指の付け根に近い手首側が痛む
・普段は軽い痛みだが、手をつくと強くなる
・物を握ったり持ったりすると痛む
・親指やほかの指に力を入れたときに手首が痛む
・一度レントゲンを撮ったものの、その後も痛みが続いている

といった経過がある場合には、舟状骨骨折偽関節を含めて評価する必要があります。

舟状骨骨折は、受傷直後のレントゲンでは骨折線が分かりにくいこともあるため、症状や診察所見によってはCT・MRIなどを用いて詳しく確認します。

あきる野周辺で、転倒後から親指側の手首の痛みが続いている方は、「使っているうちに治るだろう」と長期間そのままにせず、症状の経過を確認することが重要です。


この記事で解説すること

高月整形外科病院 手外科の視点から舟状骨骨折・偽関節を詳しく説明します

この記事では、高月整形外科病院 手外科の視点から、転倒後に続く親指側の手首の痛みについて詳しく解説します。

舟状骨がどこにある骨なのか、なぜ転倒して手をつくと骨折しやすいのかという基本的な仕組みから、舟状骨骨折でみられる症状、初期のレントゲンで見つかりにくい理由、骨折が癒合せず偽関節になるメカニズムまで順番に説明します。

さらに、診察で確認する親指付け根周囲の圧痛、CT・MRIなどの画像検査、骨癒合の評価、固定による治療や骨接合術などの一般的な治療方法についても取り上げます。

あきる野周辺で「転倒して手をついてから手首が治らない」「捻挫と言われたものの親指側だけ痛みが残っている」「手や指で物を握ると痛い」とお悩みの方が、受診の必要性を判断するための参考になるよう、高月整形外科病院 手外科が舟状骨骨折・偽関節について詳しく解説します。


転倒後の「親指側だけの痛み」を見逃さないで

強い痛みが治まっても、手をつく・握る動作で痛みが残る場合は確認が必要です

転倒して手をついたあと、腫れや強い痛みは徐々に治まったものの、親指側の手首だけに痛みが残っていることはありませんか。

舟状骨骨折では、受傷直後には親指側の手首に腫れや痛みがみられますが、急性期を過ぎると症状がいったん軽くなることがあります。そのため、「もう治ってきた」「軽い捻挫だったのだろう」と考えて普段の生活へ戻ってしまうことがあります。ところが、骨折部が十分に癒合していなければ、その後も手首へ力が加わる動作で痛みが続くことがあります。日本整形外科学会も、舟状骨骨折では急性期後に症状が一時軽快する場合があり、骨折部がつかず偽関節になると手首の痛みや力の入りにくさ、動かしにくさが生じるとしています。

特に、転倒時に手首を反らした状態で手のひらを地面についた心当たりがあり、その後も親指側の手首に症状が残っている場合には、痛みの強さだけで判断しないことが重要です。舟状骨骨折は、このように手首を背屈して手をついたときに起こりやすい骨折です。


手をつく・手首を反らすと痛む場合

普段は気にならなくても、手首へ体重がかかったときに痛みが現れることがあります

舟状骨は手首を構成する8つの手根骨の一つで、親指側に位置しています。転倒時に手をついた場合だけでなく、その後の日常生活でも、手首を反らして荷重する動作では舟状骨を含む手関節へ力が加わります。

例えば、

・床から立ち上がるために手をつく
・机に手のひらをついて身体を支える
・椅子の肘掛けを押して立ち上がる
・腕立て伏せのように手首を反らして体重をかける

といった場面です。

転倒直後には日常生活ができる程度まで痛みが軽くなっていても、こうした動作をすると毎回同じ親指側の手首が痛む場合には、受傷した組織が十分に回復しているか確認する必要があります。

また、手首を反らすだけでも痛みが出るのか、実際に体重をかけたときに強くなるのかという違いも診察では重要です。

「普段はほとんど痛くないから大丈夫」と考えるのではなく、転倒前にはなかった痛みが特定の動作で繰り返し現れているかという視点で症状を振り返ってみてください。


親指や指に力を入れる・物を握ると痛む場合

ペットボトルや荷物を持ったときの痛みも手首の状態を知る手がかりになります

舟状骨骨折や、骨折部が癒合していない舟状骨偽関節では、手をつく動作だけでなく、物を握る、持つなど手や指に力を入れる場面で症状が現れることがあります。

ペットボトルを握る、バッグを持ち上げる、ドアノブを回すなどの動作では、親指やほかの指だけが働いているわけではありません。握った物を安定して扱うためには手首も一定の位置に保つ必要があり、手関節には力が加わります。

舟状骨骨折が偽関節となった場合には、手首の痛みだけでなく、力が入りにくくなる、手首が動かしにくくなるといった症状がみられることがあります。

そのため、

・ペットボトルを開けると親指側が痛い
・買い物袋を持つと手首に響く
・以前より強く握れない感じがする
・仕事で工具を握ると痛みが増える
・親指や指を使う作業を続けると手首がつらくなる

といった変化も、「単なる握力低下」と考えず、転倒した時期との関係を確認しておくことが大切です。


「捻挫」と言われた後も痛みや握力低下が残っている場合

初期のレントゲンで舟状骨骨折が分かりにくいことがあります

転倒後に医療機関を受診し、レントゲンでは明らかな骨折が確認されず、「捻挫」と説明を受けた方でも、その後の経過には注意が必要です。

舟状骨はほかの指の列に対して斜めに位置しているため、通常のレントゲン撮影では骨折線が見えにくく、初期に見逃されることがあります。日本整形外科学会も、舟状骨骨折は通常のX線写真では見えにくいことがあり、放置すると偽関節になる可能性があると説明しています。

したがって、

・レントゲンでは異常なしと言われたが痛みが続いている
・捻挫として経過を見ていたが、手をつくとまだ痛い
・数週間経過しても親指側だけに圧痛がある
・以前より握力が落ちたように感じる

といった場合には、受傷時の画像だけでなく、現在の症状と受傷からの経過を改めて評価することが重要です。

これは、最初の診断が必ずしも誤っていたという意味ではありません。舟状骨骨折には、受傷初期の通常のレントゲンだけでは確認しにくいものがあるためです。症状や診察所見から骨折が疑われる場合には、CTやMRIなどを追加して詳しく調べることがあります。


「どの動作で痛むか」と「いつ転倒したか」を確認しておきましょう

受傷からの期間は舟状骨骨折・偽関節を評価する重要な情報です

転倒後の親指側の手首痛では、痛みの有無だけでなく、いつ転倒したのかも重要です。

数日前の転倒なのか、数週間前なのか、あるいは数か月以上前の転倒から症状が残っているのかによって、確認すべきポイントが変わります。

受診前には、次のような内容を簡単に整理しておくと診察時に症状を伝えやすくなります。

・転倒した時期
・転倒時に手のひらを地面へついたか
・親指側のどの位置が痛むか
・床や机へ手をつくと痛むか
・手首を反らすと痛むか
・ペットボトルや荷物を握ると痛むか
・親指やほかの指に力を入れると痛むか
・受傷直後と比べて症状がどう変化したか
・以前より握力が低下していないか
・過去にレントゲン検査を受けたか

痛みを確かめるために、無理に手をついたり重い物を何度も握ったりする必要はありません。普段の生活の中で自然に気づいた症状を整理しておく程度で十分です。

1つでも当てはまり、転倒して手をついた心当たりがある場合には、「痛みが軽いから大丈夫」と判断せず、受傷した時期もあわせて確認してください。


あきる野で転倒後の親指側の手首痛が続く方は高月整形外科病院 手外科

舟状骨骨折・偽関節を含めて手首の状態を確認します

高月整形外科病院 手外科では、手首や指の外傷、骨折などを診療しており、舟状骨骨折・偽関節も主な対象疾患として掲げています。

指・手・手関節・肘の骨折や脱臼治療について詳しく知りたい方は、八王子で指・手・手関節・肘の骨折・脱臼治療|手外科が原因・症状・治療を解説もあわせてご覧ください。

転倒後の親指側の手首痛では、転倒時の状況、受傷からの期間、親指側の圧痛、手首の動き、手や指に力を入れた際の症状などを確認します。

舟状骨骨折が疑われるにもかかわらず通常のレントゲンだけでは判断しにくい場合には、症状に応じてCT・MRIなどを検討し、骨折の有無だけでなく、時間が経過している場合には骨癒合や偽関節の状態も評価することが重要です。

あきる野周辺で、転倒後から親指側の手首だけが痛む、強い痛みは治まったものの手をつくと痛い、親指や指に力を入れたり物を握ったりすると痛む、「捻挫」と言われたあとも違和感や握力低下が残っているという方は、高月整形外科病院 手外科へご相談ください。

舟状骨骨折は、痛みが軽くなったあとにも問題が残ることがあります。「転倒した時期」「今も痛みが出る動作」を手がかりに、必要な検査と治療につなげることが大切です。


舟状骨は、親指側にある手首の重要な骨です

手首には8個の手根骨があり、舟状骨はその中でも親指側に位置します

手首は、前腕と手をつなぐだけの単純な関節ではありません。手首の中には8個の手根骨(しゅこんこつ)と呼ばれる小さな骨が集まっており、それぞれが連動することで、手首を曲げる、反らす、左右へ動かすといった複雑な動きを可能にしています。

舟状骨(しゅうじょうこつ)は、この8個の手根骨の一つです。日本整形外科学会でも、舟状骨は手関節にある8個の手根骨のうち母指、つまり親指側に位置する重要な骨と説明されています。

手根骨は大きく、前腕に近い近位列と、指に近い遠位列に分けて考えます。

近位列には、

・舟状骨
・月状骨
・三角骨
・豆状骨

があり、遠位列には、

・大菱形骨
・小菱形骨
・有頭骨
・有鉤骨

があります。

この中で舟状骨は親指側にあり、近位列に属しています。手首を動かしたり、手のひらへ加わった力を受け止めたりするときに関わるため、転倒時に強い力が加わると骨折することがあります。


転倒して手をついたとき、舟状骨には強い力が加わります

「手首を反らした状態で手のひらをつく」ことが代表的な受傷機転です

舟状骨骨折では、どこが痛いかだけでなく、どのように転倒したかが重要な手がかりになります。

例えば、歩行中やスポーツ中、自転車に乗っているときなどにバランスを崩すと、人は反射的に手を前へ出して身体を支えようとします。

このとき、手首が手の甲側へ大きく反った状態で手のひらを地面につくと、転倒による衝撃が手から手首へ伝わります。その力が舟状骨に加わることで、骨折が起こることがあります。

日本整形外科学会と日本手外科学会はいずれも、舟状骨骨折はスポーツや交通事故などで手首を背屈して手をついたときに生じやすいと説明しています。

そのため、診察では単に「転びました」と確認するだけではなく、

・転倒時に手のひらを地面についたか
・親指側へ強く衝撃が加わった感覚があったか
・手首が反った状態で体重を支えたか
・転倒直後から親指側に痛みがあったか

といった受傷時の状況を詳しく確認します。


「転倒時に手をついた」という経緯は舟状骨骨折を疑う重要な情報です

強く腫れていなくても受傷の仕方から確認する必要があります

舟状骨骨折は、必ずしも手首全体が大きく腫れたり、動かせないほど激しく痛んだりするとは限りません。

日本手外科学会では、受傷直後には手首の親指側に痛みと腫れが生じる一方、その後は痛みが軽くなることがあり、単なる捻挫と思われて放置される場合があるとしています。

そのため、転倒からしばらく時間が経過していても、

・親指側の手首だけに痛みが残っている
・床や机へ手をつくと痛い
・手首を反らすと痛みが出る
・ペットボトルや荷物を握ると痛い
・手や指へ力を入れると手首に響く

といった症状がある場合には、「転倒時に手をついた」という出来事を診察時に伝えることが重要です。

現在の痛みが軽くても、受傷時の状況によっては舟状骨骨折がないか確認する必要があります。


舟状骨の位置を知ることが「親指側の痛み」を理解する手がかりになります

同じ手首の痛みでも、痛む場所によって考える原因が変わります

手首には舟状骨だけでなく、月状骨、三角骨、有頭骨など複数の骨が密集しています。

例えば月状骨は、8個ある手根骨の中でも手首のほぼ中央に位置しています。日本整形外科学会でも、月状骨は手関節中央付近にある手根骨として説明されています。

一方、舟状骨は親指側に位置しています。したがって、転倒後に手首全体ではなく親指側へ痛みが集中している場合には、舟状骨を含む親指側の構造を確認することが重要になります。

ただし、「親指側が痛い=必ず舟状骨骨折」というわけではありません。親指側の手首には骨だけでなく腱や靱帯などもあるため、診察では受傷機転、圧痛部位、手首の動き、画像検査などを組み合わせて原因を判断します。


痛みが軽くなることと、骨がついたことは同じではありません

転倒直後の痛みや腫れが治まっても、舟状骨の状態は別に確認する必要があります

舟状骨骨折で特に注意したいのが、受傷後の痛みの変化です。

転倒して手をついた直後は、親指側の手首に痛みや腫れがあっても、数日から時間が経つにつれて症状が軽くなることがあります。そのため、「痛くなくなってきたから骨折ではなかった」「捻挫が治ってきたのだろう」と考えて、普段どおりに手や指を使い始める方もいます。

しかし、症状が軽くなったことと、骨折した舟状骨が癒合したことは同じではありません。

日本整形外科学会でも、舟状骨骨折では急性期に親指側の手首へ腫れと痛みが生じたあと、一時的に症状が軽快することがあると説明しています。その一方で、骨折部がつかないまま放置されると偽関節となり、手首の関節変形が進行し、痛みや力の入りにくさ、動かしにくさにつながることがあります。

つまり、転倒後の経過は、

受傷直後には親指側が痛む・腫れる
→ 時間の経過とともに痛みが目立たなくなる
→ 骨が十分につかないまま手首を使い続ける
→ 手をつく、握るなどの動作で再び痛みを感じる
→ 偽関節や手関節の変形につながる可能性がある

という形をとることがあります。

そのため、高月整形外科病院 手外科では、現在の痛みの強さだけではなく、「いつ転倒したのか」「転倒時に手をついたのか」「その後どのように症状が変わったのか」という経過を確認することが重要になります。


痛みが軽くなっても、舟状骨の骨折部が安定しているとは限りません

「普段は痛くないが、手をつくと痛い」という症状にも注意します

舟状骨骨折では、安静時にはほとんど痛みを感じなくなっていても、手首へ強い力が加わったときに症状が現れることがあります。

例えば、

・床から立ち上がるために手をつく
・机へ手のひらをついて身体を支える
・ペットボトルのふたを強く開ける
・バッグや荷物を握って持ち上げる
・スポーツで手首へ衝撃が加わる

といった場面です。

このような動作では、手首を構成する舟状骨にも荷重がかかります。骨折部が十分に癒合していない場合には、普段は目立たなかった症状が、手首へ荷重したときや手・指へ力を入れたときに表面化することがあります。

日本手外科学会でも、舟状骨骨折が偽関節となった場合、手をついたときや重い物を持ったときに手首が痛み、力が入りにくくなることが示されています。

そのため、「日常生活はできるから治っている」とは限りません。

転倒前にはなかった親指側の手首痛が残っており、特定の動作をすると毎回同じ場所が痛む場合には、骨折部の状態を確認することが大切です。


骨がつかないまま時間が経過すると「偽関節」になることがあります

偽関節は単に骨折線が残っているだけの状態ではありません

骨折した骨が正常に修復され、再び連続した骨になることを骨癒合といいます。

一方、骨折部が十分に癒合せず、本来動くはずのない場所が動くような状態になったものを偽関節と呼びます。日本整形外科学会でも、偽関節を「骨折した骨がつかず、関節のように動く状態」と説明しています。

舟状骨は、もともと偽関節になりやすい骨の一つです。

その理由には、舟状骨特有の血流が関係します。舟状骨の中央付近で骨折すると、一方の骨片への血流が乏しくなりやすく、骨癒合が得られにくいことがあります。さらに、診断されないまま手首へ繰り返し負荷が加われば、骨折部が安定しにくい状態が続きます。

偽関節になると、最初から激しく痛み続けるとは限りません。

しばらくは「手をついたときだけ少し痛い」「以前より握力が弱くなった気がする」といった比較的軽い症状で経過することもあります。しかし、その状態が長期間続くと手関節の変形が進み、痛みや可動域制限、力の入りにくさが目立つようになる可能性があります。

だからこそ、「今はそれほど痛くない」ということだけで舟状骨骨折の治癒を判断しないことが重要です。


初期のレントゲンで骨折線が見えにくいことがあります

一度「骨折なし」と言われても、親指側の痛みが続けば再評価を検討します

舟状骨骨折にはもう一つ、診断上の注意点があります。

舟状骨は手首の中で斜めに位置しているため、通常のレントゲン撮影では骨折線が分かりにくいことがあります。

日本整形外科学会では、舟状骨はほかの指の列に対して約45度傾いて存在しているため、通常のX線撮影では骨折が見えにくく、見逃されることがあると説明しています。

したがって、転倒直後にレントゲンを撮影して明らかな骨折が確認されなかった場合でも、

・転倒時に手をついた
・親指側に圧痛が残っている
・手をつくと同じ場所が痛む
・手首を反らすと痛む
・手や指で強く握ると痛む

といった所見が続いていれば、経過を改めて評価することが重要です。

一般的な骨折でも、骨折のずれが少ない場合やX線に写りにくい骨折では、通常のレントゲンだけで診断できない場合があり、そのようなケースではCTなどの追加検査が役立ちます。

舟状骨骨折が疑われる場合には、症状や受傷からの期間に応じて、レントゲンの再評価に加えてCTやMRIを検討します。CTでは骨折線や骨の位置関係、骨癒合の状態などを詳しく確認し、MRIは受傷早期など、単純X線で骨折が明確でない場合の評価に用いられることがあります。


「症状の軽減」と「骨癒合」は分けて考えることが大切です

舟状骨が本当についているかは画像と経過を含めて判断します

舟状骨骨折では、

痛みが弱くなった=骨がついた

とは限りません。

痛みは患者さん自身が感じる症状ですが、骨癒合は、骨折した部分がどの程度修復されているかという骨そのものの状態です。

そのため、治療中も「もう痛くないから固定を外してよい」「痛みが少ないからスポーツへ戻ってよい」と自己判断するのではなく、医師が診察と画像所見を確認しながら判断することが重要です。

特に、受傷から時間が経過しているケースでは、単に現在も骨折線があるかを見るだけではなく、

・骨折部が十分に癒合しているか
・骨折部に不安定性が残っていないか
・すでに偽関節になっていないか
・舟状骨の形が崩れていないか
・手関節全体に二次的な変化が生じていないか

といった点まで確認し、今後の治療方法を検討します。舟状骨偽関節を放置すると手首全体の状態が悪化することがあるため、日本手外科学会は専門医である手外科医への受診を勧めています。


あきる野で転倒後の手首痛が残っている方は高月整形外科病院 手外科

「一度痛みが軽くなった」という経過も診察時にお伝えください

あきる野周辺で、転倒して手をついたあとに親指側の手首が痛み、その後いったん症状が軽くなったものの、手をつく・握る・手首を反らすと今でも痛むという方は、受傷した時期を振り返ってみてください。

診察時には、

・いつ転倒したか
・転倒時に手のひらをついたか
・最初はどの程度痛みや腫れがあったか
・いつ頃から痛みが軽くなったか
・現在もどの動作で痛むか
・親指やほかの指に力を入れたときの痛みはあるか
・握力が以前より低下していないか
・過去にレントゲン検査を受けたか

といった経過を伝えることが、舟状骨骨折や偽関節を評価する手がかりになります。

高月整形外科病院 手外科では、現在の痛みの強さだけではなく、転倒時の状況や受傷からの経過、親指側の圧痛などを確認し、必要に応じて画像検査を用いて舟状骨の状態を評価します。

転倒後の症状が軽くなっていても、骨が本当に癒合しているかどうかは別の問題です。 「もう痛みは軽いから」と長期間そのままにせず、親指側の手首痛が残っている場合には、高月整形外科病院 手外科へご相談ください。


骨折部がつかないまま動く状態を「偽関節」といいます

軽い痛みでも長引く場合は、舟状骨が癒合しているか確認することが重要です

舟状骨骨折では、転倒直後の強い痛みや腫れが落ち着いたあとも、骨折部が十分に癒合していないことがあります。

骨折した部分が正常に修復され、骨として再びつながった状態が骨癒合です。一方、骨折した骨がつかず、本来は動かないはずの骨折部が関節のように動く状態を偽関節(ぎかんせつ)といいます。日本整形外科学会でも、偽関節は「骨折した骨がつかず、関節のように動くもの」と説明されています。

舟状骨骨折では、受傷後の痛みが一時的に軽くなることがあるため、「もう治っただろう」と思ってそのまま手や指を使い続けてしまうことがあります。しかし、痛みの程度だけから骨癒合の状態を判断することはできません。

特に、転倒して手をついたあとから、

・親指側の手首に軽い痛みが残っている
・床や机に手をついたときだけ痛む
・ペットボトルや荷物を握ると痛む
・手や指に以前ほど力が入らない
・手首を動かせる範囲が狭くなってきた

といった症状が続いている場合には、舟状骨が正常に癒合しているかを確認することが大切です。舟状骨骨折が偽関節になると、手首の痛みだけでなく、力が入りにくくなったり、手首が動かしにくくなったりすることがあります。


正常に骨癒合した状態と偽関節では、その後の手首への影響が異なります

偽関節を放置すると手関節全体へ影響が広がることがあります

正常に骨癒合した場合は、骨折部が再び連続した骨として安定します。一方、舟状骨が偽関節となると、骨折部が不安定な状態のまま残ります。

舟状骨は手首を構成する重要な手根骨の一つです。そのため、骨折部が癒合しないまま長期間経過すると、問題は舟状骨だけにとどまらず、手関節全体の動きや力の伝わり方にも影響する可能性があります

日本整形外科学会によると、舟状骨骨折を放置して偽関節になると、手首の関節変形が進行し、痛み、力の入りにくさ、動かしにくさが生じることがあります。

症状の変化としては、

手を使ったときの痛みが続く
→ 握る・持つときに力が入りにくくなる
→ 手首を曲げる・反らす動きが制限される
→ 長期的には手関節の変形が進行する可能性がある

という経過をたどる場合があります。

もちろん、舟状骨骨折があればすべて同じ経過をたどるわけではありません。重要なのは、「今は軽い痛みだから問題ない」と考えるのではなく、骨折部が実際に癒合しているのかを適切な時期に評価することです。


舟状骨は偽関節になりやすい特徴を持つ骨です

骨折した位置や血流の状態が骨癒合に影響します

舟状骨骨折で偽関節が問題となりやすい背景には、舟状骨特有の形や血流があります。

舟状骨は親指側の手首にあり、手首を構成する8個の手根骨の一つです。舟状骨への血流には特徴があり、骨折する位置によっては一方の骨片への血流が乏しくなり、骨癒合が得られにくくなることがあります。日本整形外科学会も、舟状骨は血流の特徴などから偽関節になりやすい骨であると説明しています。

さらに舟状骨骨折は、通常のレントゲンでは骨折線が見えにくいことがあります。舟状骨はほかの指の列に対して斜めに位置しているため、受傷直後のX線で明確な骨折が確認されず、診断されないまま時間が経過することもあります。

そのため、

「転倒後にレントゲンを撮ったが骨折はないと言われた」
「捻挫だと思っていたが何週間も親指側が痛い」
「数か月前の転倒から、手をつくと今でも痛む」

という場合にも、現在の症状をもとに再評価することが重要です。


痛みが弱いことだけでは舟状骨が治ったとは判断できません

骨癒合の状態は診察と画像検査を合わせて確認します

舟状骨骨折では、「痛みの強さ」「骨がどこまで癒合しているか」分けて考える必要があります。

例えば、安静にしていれば痛みをほとんど感じなくても、床に手をつく、重い物を持つ、親指や指へ力を入れるといった場面だけ症状が現れることがあります。

受傷から時間が経過している場合には、現在も骨折部が残っているのか、正常な骨癒合が得られているのか、それとも偽関節になっているのかを確認する必要があります。

舟状骨骨折は通常のX線では見えにくい場合があるため、症状や受傷時の状況によっては、レントゲンだけでなくCTやMRIなどを用いて詳しく評価します。

特にCTでは、骨折部の形や骨片の位置関係、骨癒合の状態などを詳しく評価する際に役立ちます。

診察では画像だけを見るのではなく、

・転倒した時期
・転倒時に手をついたか
・親指側のどこに圧痛があるか
・手をついたときに痛みが出るか
・手や指で物を握ったときに力が入るか
・手首の動きに制限がないか

などを合わせて確認し、現在の舟状骨の状態を判断します。


偽関節が確認された場合は現在の状態に応じて治療を検討します

受傷からの期間や手関節の変化まで確認して治療方針を決めます

早い時期に診断された舟状骨骨折と、すでに偽関節となっている舟状骨骨折では、治療方法が同じとは限りません。

新しい骨折で骨片のずれが少なく、保存療法が可能と判断された場合には、ギプスなどによる固定を行うことがあります。一方、骨折の状態によってはスクリューを用いた骨接合術が選択されることがあります。舟状骨は治癒に時間がかかる場合があるため、骨折の位置や状態に応じた治療選択が必要です。

すでに偽関節になっている場合には、今ある痛みだけでなく、骨折部の変形や手関節全体への影響を確認します。日本整形外科学会では、舟状骨偽関節を放置すると手首全体の状態が悪化することが多いため、手術が必要になる場合があるとしています。

したがって、治療方針は「痛いか、痛くないか」だけではなく、

・受傷してからどのくらい経過しているか
・骨折部がどこにあるか
・骨癒合が得られているか
・偽関節による変形があるか
・手首全体に二次的な変化が起きているか
・現在の手や指の機能にどの程度影響しているか

などを総合的に確認して決定します。


「転倒の有無・痛む場所・症状の強さ」で原因を整理します

同じ親指側の痛みでも、受傷の経緯と診察所見によって考える病気は異なります

「親指側の手首が痛い」という症状だけから、原因を一つに決めることはできません。

手首の親指側には、舟状骨だけでなく、橈骨、靱帯、腱、腱鞘など複数の組織があります。そのため診察では、痛む場所だけでなく、転倒や衝突があったか、どの程度の腫れや痛みが出たか、どの動作で症状が再現されるか、その後どのような経過をたどっているかを組み合わせて原因を絞り込みます。

特に転倒後の手首痛では、同じ「手をついた」という経緯でも、舟状骨骨折と橈骨遠位端骨折では症状の出方が異なります。また、レントゲンで骨折が確認されなくても靱帯などが傷んでいることがあり、明確な転倒歴がなければドケルバン病などの腱鞘炎も考えます。

転倒後の痛みでは舟状骨骨折・偽関節と橈骨遠位端骨折を確認します

舟状骨骨折を疑う重要な手がかりは、転倒時に手のひらを地面についたという受傷歴です。

舟状骨は親指側の手首に位置しており、手首を反らした状態で手をつくと骨折することがあります。受傷直後には親指側に痛みや腫れがみられますが、その後いったん症状が軽くなることがあります。

さらに、舟状骨骨折は初期のレントゲンで骨折線が分かりにくい場合があります。そのため、

・転倒して手をついた
・親指側だけに痛みが残っている
・床や机に手をつくと痛い
・物を握る、持つと痛い
・数週間以上たっても軽い痛みが続いている

といった経過では、舟状骨骨折や舟状骨偽関節を考えます。

骨折部が癒合せず偽関節になると、手をついたときの痛みだけでなく、手や指に力が入りにくい、握力が落ちた、手首を動かしにくいといった症状が現れることがあります。長期間放置すると、手関節全体の変形につながることもあるため注意が必要です。

一方、同じ転倒後でも、手首全体に強い痛みがあり、短時間で腫れが目立つ場合には橈骨遠位端骨折を考えます。

橈骨は前腕の親指側にある骨で、その手首に近い部分が折れるのが橈骨遠位端骨折です。骨折のずれが大きい場合には、手首の変形が見られたり、神経が圧迫されて手や指のしびれを伴ったりすることもあります。

舟状骨骨折では比較的軽い痛みが長く残るケースがあるのに対し、橈骨遠位端骨折では転倒直後から強い痛み、腫れ、運動制限が目立つことがあります。

ただし、症状だけで完全に区別できるわけではないため、転倒後に強い痛みや腫れがある場合には、早めに画像検査を受けて骨折の有無を確認することが重要です。


骨折が見つからない場合でも、靱帯損傷やドケルバン病などを考えます

レントゲンで異常がなくても手首の痛みが続くことがあります

転倒後にレントゲン検査を受け、「骨折はありません」と言われたにもかかわらず、手首の痛みが続くことがあります。

この場合には、手関節の捻挫や靱帯損傷など、骨以外の組織が傷んでいる可能性があります。

手関節には複数の靱帯があり、転倒時に手首へ強い力が加わると、骨折がなくても靱帯や軟部組織が損傷することがあります。

その場合、

・手首を一定方向へ動かすと痛む
・手をついて体重をかけると痛む
・物を持ったり手首をひねったりすると痛む
・手首に引っかかるような感覚がある

といった症状がみられることがあります。

また、注意したいのは、レントゲンで骨折が見つからないことと、舟状骨骨折が完全に否定できることは同じではないという点です。

舟状骨骨折は初期のX線で見えにくい場合があるため、転倒時に手をついた経緯があり、親指側の圧痛や荷重時痛が続いている場合には、CTやMRIなどの追加検査を検討します。

転倒歴がなく、親指を動かすと痛む場合はドケルバン病も鑑別します

親指側の手首が痛くても、明確な転倒や衝突の心当たりがない場合には、骨折とは異なる原因を考えます。

代表的なものがドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)です。

ドケルバン病は、親指を動かす短母指伸筋腱と長母指外転筋腱が通る腱鞘で炎症が起こる病気です。親指側の手首に痛みや腫れが現れ、親指を広げる、動かすといった動作で症状が強くなります。

舟状骨骨折との違いを考えるうえでは、症状が始まったきっかけが重要です。

転倒して手をついた直後から痛みが始まった場合は、舟状骨骨折などの外傷を優先して考えます。一方、明確な外傷がなく、親指や手・指を繰り返し使ううちに徐々に痛くなってきた場合には、ドケルバン病など腱・腱鞘の障害を考えます。


痛む場所だけで自己診断せず、高月整形外科病院 手外科で原因を確認します

転倒の有無・症状の強さ・痛みが出る動作を合わせて判断します

親指側の手首痛では、「どこが痛いか」だけではなく、「どのように始まったか」まで確認することが重要です。

整理すると、

舟状骨骨折・偽関節では、転倒して手をついた経緯があり、親指側に比較的限局した痛みが残ります。手をつく、物を握るといった動作で症状が出やすく、初期のレントゲンでは骨折が分かりにくいことがあります。

橈骨遠位端骨折では、転倒直後から手首全体に強い痛みや腫れが生じ、骨折の状態によっては変形や手・指のしびれを伴います。

手関節の捻挫・靱帯損傷では、レントゲンで骨折がなくても、特定方向の動作や荷重で痛みが続いたり、引っかかり感が出たりすることがあります。

ドケルバン病では明確な転倒歴がないことが多く、親指の反復使用によって親指側の手首に痛みや腫れが生じます。

高月整形外科病院 手外科では、舟状骨骨折・偽関節をはじめ、手や指、手関節の骨折、靱帯損傷、腱・腱鞘の疾患などを診療します。

あきる野周辺で親指側の手首が痛む方は、受診前に、

・転倒や衝突があったか
・転倒したのはいつか
・親指側だけが痛むのか、手首全体が痛むのか
・転倒直後に腫れや変形があったか
・手をつく、握る、持つと痛むか
・親指を動かすと痛むか
・一度レントゲン検査を受けているか

といった点を整理しておくと、原因を判断する手がかりになります。

「親指側が痛い」という場所だけで自己診断せず、受傷の経緯、症状の強さ、痛みが出る動作を合わせて評価することが大切です。

あきる野で転倒後の手首痛や長引く親指側の痛みにお悩みの方は、高月整形外科病院 手外科へご相談ください。


「どこが・いつから・何をすると痛いか」を整理しましょう

自宅で無理に痛みを再現する必要はありません。普段の症状を振り返ることが大切です

転倒後の親指側の手首痛で受診するときは、診察前に「どこが痛むのか」「いつ受傷したのか」「何をすると痛むのか」を整理しておくと、原因を判断する手がかりになります。

特に舟状骨骨折では、受傷直後には親指側の手首に痛みや腫れがあっても、時間が経つにつれて症状が軽くなることがあります。そのため、現在の痛みの強さだけではなく、転倒した直後から現在まで症状がどのように変化したかを振り返ることが重要です。日本整形外科学会でも、舟状骨骨折では急性期を過ぎると症状が一時的に軽くなることがあり、痛みが続く場合には舟状骨骨折や偽関節を考えて評価する必要があるとしています。

まず、痛む場所を確認してみてください。

・親指の付け根に近い手首側が痛むのか
・手首全体が痛むのか
・親指側から手の甲にかけて痛むのか

次に、転倒時の状況と受傷からの期間を振り返ります。

・転倒したときに手のひらを地面についたか
・手首を反らした状態で身体を支えた記憶があるか
・受傷したのは何日前、何週間前、何か月前なのか
・受傷直後より痛みはいったん軽くなったか
・軽くなったあとも特定の動作で痛みが残っているか

舟状骨は親指側に位置する手根骨で、手首を反らして手をつく外傷によって骨折することがあります。また、通常のX線では骨折が分かりにくい場合があり、疑われるときにはCTやMRIによる評価が行われます。

ただし、ご自宅で痛みを確認するために何度も強く手をついたり、重い荷物を持ったりする必要はありません。普段の生活で自然に感じている症状を整理しておく程度で十分です。


「何をすると痛むか」は手首にどのような負荷がかかっているかを知る手がかりになります

手をつく・握る・つまむ・持つなど、実際の生活動作を振り返ります

親指側の手首痛では、安静にしているときよりも、特定の動作をしたときに症状がはっきりすることがあります。

例えば、床から立ち上がるために手をつく、机へ手のひらをつく、ペットボトルを握る、バッグを持つといった場面です。

受診前には、次のような症状がないか振り返ってみてください。

・床や机へ手をつくと親指側が痛む
・手首を最後まで反らすと痛む
・ペットボトルや荷物を握ると痛む
・親指とほかの指で物をつまむと痛む
・手や指に強く力を入れにくい
・以前より握力が落ちたように感じる
・手首を最後まで曲げたり反らしたりしにくい

舟状骨骨折が癒合せず偽関節となった場合には、手首の痛みだけでなく、力が入りにくい、動かしにくいといった症状につながることがあります。

ここで大切なのは、単に「痛い・痛くない」の二択で考えないことです。

「普段は痛くないが、椅子から立つときに手をつくと痛い」「軽い物は持てるが、バッグを握って持ち上げると痛い」「手首を曲げるのは平気だが、反らすと痛い」といった動作ごとの差も診察では役立つ情報になります。

また、舟状骨骨折以外にも、転倒後の手首痛には橈骨遠位端骨折靱帯損傷など複数の原因があります。親指側だけが痛むのか、手首全体が強く痛むのか、腫れや変形を伴ったのかといった情報も合わせて確認することで、必要な検査を検討しやすくなります。


診察では「転倒の仕方・受傷した時期・痛む動作」の3点をお伝えください

転倒時にどの向きで手をついたかも重要な情報です

高月整形外科病院 手外科を受診する際には、すべてを詳しく記録しておく必要はありません。まずは次の3点を整理しておくと、症状を伝えやすくなります。

1.転倒の仕方

前向きに転んだのか、スポーツ中だったのか、自転車などから転倒したのかを思い出してみてください。特に、転倒したときに手のひらを地面についたか、手首がどの方向へ曲がっていたかが分かれば診察時に伝えます。

2.受傷した時期

「3日前」「2週間前」「3か月前」など、おおよその時期で構いません。舟状骨骨折では受傷からの期間によって、急性期の骨折なのか、骨癒合が進んでいるのか、偽関節を考える必要があるのかなど、評価するポイントが変わります。

3.現在痛む動作

床へ手をつくと痛い、手首を反らすと痛い、荷物を握ると痛いなど、現在困っている具体的な動作を伝えてください。

特に、

・転倒後から親指側の痛みが続いている
・最初より痛みは軽くなったが完全には消えていない
・一度「捻挫」と言われたものの手をつくとまだ痛む
・手や指に以前ほど力が入らない
・手首の動く範囲が狭くなった

といった経過がある場合には、そのまま診察時に伝えることが重要です。

高月整形外科病院 手外科では、舟状骨骨折・偽関節を含む手・手関節の外傷を診療対象としています。 親指側の痛みが続く場合には、受傷時の状況や圧痛、手首の動きなどを確認し、必要に応じて画像検査による評価につなげます。

あきる野周辺で転倒後の手首痛が続いている方は、痛みを自宅で繰り返し再現しようとするのではなく、「どこが痛むか」「いつから続いているか」「何をすると痛むか」を整理したうえで、高月整形外科病院 手外科へご相談ください。


「軽いから大丈夫」ではなく、長引く痛みを受診の目安に

転倒後の親指側の痛みが続いている場合は、痛みの強さだけで判断しないことが大切です

転倒して手をついたあと、最初に比べて腫れや痛みが軽くなってくると、「もう少し様子を見れば治るだろう」と考えることがあります。

しかし、舟状骨骨折では、受傷直後の症状がいったん軽くなることがある一方、骨折部が十分に癒合しないまま残る場合があります。日本整形外科学会でも、舟状骨骨折は捻挫と思われたまま放置されることがあり、骨がつかず偽関節になるケースがあると説明しています。

そのため、受診を考える際には「今どれくらい痛いか」だけではなく、転倒前にはなかった症状が現在も残っているかを見ることが重要です。

例えば、

・転倒して手をついてから親指側の手首が痛む
・数日から数週間たっても同じ場所の痛みが残っている
・普段の痛みは軽くなったが、床や机へ手をつくとまだ痛い
・ペットボトルや荷物を握ると痛む、または以前より力が入りにくい
・「捻挫」と診断されたあとも何か月も違和感や痛みが続いている

といった場合は、舟状骨を含めて手首の状態を確認する目安になります。

特に「安静にしていれば平気」という場合でも、手をつく、握る、持つなどの特定の動作で同じ痛みが繰り返されているのであれば、その経過を診察時に伝えてください。


強い腫れ・変形・しびれを伴う場合は、より速やかな評価が必要です

外傷直後の強い症状では舟状骨以外の骨折や神経への影響も確認します

転倒後の手首痛の中には、時間をかけて経過を見るより、早い段階で診察や画像検査を受けた方がよい状態があります。

特に注意したいのは、

・手首が短時間で大きく腫れてきた
・左右を比べて明らかな変形がある
・強い痛みが続いて手首をほとんど動かせない
・手や指にしびれがある
・指先の感覚がいつもと違う

といった症状です。

このような場合は、舟状骨骨折だけでなく、橈骨遠位端骨折など別の外傷も確認する必要があります。橈骨遠位端骨折では、転倒後に強い手首痛と腫れが生じ、骨折のずれによっては外見上の変形がみられます。また、骨折や腫れによる神経圧迫で指のしびれが生じることもあります。

転倒後の手首の痛み・腫れ・しびれや橈骨遠位端骨折について詳しく知りたい方は、昭島で橈骨遠位端骨折(手首の骨折)にお悩みの方へ|転倒後の痛み・腫れ・しびれ、治療を高月整形外科病院 整形外科が解説もあわせてご覧ください。

一方、舟状骨骨折では、こうした強い症状が目立たず、親指側の比較的軽い痛みだけで経過する場合があります。だからこそ、「強く痛まないから骨折ではない」とは判断できません。

また、舟状骨骨折は初期の通常のX線では発見しにくいことがあります。痛みが続き、受傷時の状況や圧痛から骨折が疑われる場合には、CTやMRIなどを用いて詳しく確認することがあります。

以前の診察で明らかな骨折が見つからなかった方でも、その後も親指側の痛みが続く場合は、受傷後の経過そのものを受診の判断材料にすることが大切です。


迷ったときは「受傷日」と「現在残っている症状」を整理して手外科へご相談ください

あきる野で転倒後の手首痛が続く方は高月整形外科病院 手外科

転倒後の手首痛では、患者さん自身が舟状骨骨折なのか、捻挫や靱帯損傷なのかを判断する必要はありません。

診察で重要になるのは、転倒した時期と、その後の症状の変化をできるだけ具体的に伝えることです。

受診前には、

・転倒した日、またはおおよその時期
・転倒時に手のひらをついたか
・受傷直後にはどの程度痛みや腫れがあったか
・現在は親指側だけが痛むのか、手首全体が痛むのか
・手をつく、握る、持つなど、どの動作で痛みが出るか
・痛みはいったん軽くなったのか、それとも続いているのか
・握力や手・指の動かしやすさに変化があるか
・過去にレントゲン検査を受けたか

といった点をメモしておくと、診察時に経過を伝えやすくなります。

高月整形外科病院 手外科では、舟状骨骨折・偽関節を含む手や手関節の外傷を診療対象としています。 転倒直後の骨折だけでなく、「以前の転倒から痛みが残っている」「捻挫と思っていた手首が治りきらない」といったケースでも、受傷からの期間や現在の症状を確認しながら評価します。

あきる野周辺で、転倒後から親指側の手首痛が続いている方は、痛みが軽いことだけを理由に長期間そのままにしないことが大切です。

特に、手をつくと痛い、物を握ると力が入りにくい、何週間・何か月たっても同じ場所に症状が残っている場合は、「長引いていること」自体を受診の目安の一つとして、高月整形外科病院 手外科へご相談ください。

早い段階で骨折の有無や骨癒合の状態を確認することが、偽関節やその後の手関節機能への影響を防ぐために重要です。


受傷時の状況から画像検査まで、段階的に確認します

「骨折があるか」だけでなく、「骨がついているか」まで評価します

舟状骨骨折が疑われる場合、診察ではレントゲンを撮影するだけで判断するのではなく、まず転倒時の状況や痛みの経過を確認し、そのうえで圧痛や手首の動き、必要な画像検査へと段階的に進めていきます。

特に舟状骨骨折では、受傷直後の通常のX線で骨折線が分かりにくいことがあります。また、受傷から長期間経過している場合は、「骨折があるか」だけではなく、骨折部が正常に癒合しているか、偽関節になっていないかまで確認することが重要です。日本整形外科学会も、舟状骨骨折は通常のX線で見えにくい場合があり、疑わしい場合にはCTやMRIによって詳しく評価するとしています。

まず問診では、

・いつ転倒したのか
・転倒時に手のひらをついたか
・手首を反らした状態で衝撃を受けたか
・受傷直後から現在まで痛みがどう変化したか
・手をつく、握る、持つなど、どの動作で痛むか
・以前にレントゲンなどの検査を受けたか

といった情報を確認します。

舟状骨骨折では、急性期を過ぎると痛みが一時的に軽くなることがあるため、「現在どれくらい痛いか」だけではなく、受傷直後からの経過全体を把握することが診断の手がかりになります。


診察では親指付け根周囲の圧痛と手首・手指の機能を確認します

痛む場所だけでなく、動かしたとき・力を入れたときの症状も評価します

問診に続いて、実際に手首を診察します。

舟状骨は親指側の手首に位置するため、その周囲を触れてどこに圧痛があるかを確認します。同じ「親指側の手首痛」でも、舟状骨、橈骨、靱帯、腱など原因となる組織によって、圧痛の位置や症状が出る動作は異なります。

また、安静時にはほとんど痛みがなくても、手首を動かしたり、物を握ったりしたときに症状が現れることがあります。そのため、

・手首を曲げたり反らしたりできるか
・左右で可動域に差がないか
・握ると親指側に痛みが出るか
・手や指へ十分に力を入れられるか
・手を使う動作で痛みが増えるか

なども確認します。

高月整形外科病院 手外科では、舟状骨骨折・偽関節を含む手や手関節の外傷を診療対象としており、骨だけでなく関節、腱、靱帯、神経なども含めて手の機能を評価します。

そのうえでX線検査を行い、舟状骨や周囲の骨に骨折がないか、骨の位置関係に問題がないかなどを確認します。

ただし、舟状骨はほかの指の列に対して斜めに位置しているため、通常のX線撮影では骨折が見えにくい場合があります。受傷直後に「骨折は見当たらない」と言われていても、親指側の圧痛や荷重時痛が続いている場合には、症状と診察所見をもとに再評価することが必要です。


CT・MRIは症状や受傷からの期間に応じて検討します

骨折の形態・骨癒合・偽関節まで詳しく確認します

レントゲンだけでは舟状骨骨折の有無を判断しにくい場合や、受傷から時間が経過している場合には、CTやMRIを検討します。

CTでは、舟状骨の骨折線や骨片の位置関係など、骨の形態を詳しく確認できます。受傷から時間が経っている場合には、骨折部がどの程度癒合しているか、偽関節として残っていないか、骨の形に変化が生じていないかなどを評価する際にも用いられます。

一方、MRIは、受傷初期でレントゲンでは明確な骨折線が確認できないものの、診察所見から舟状骨骨折が疑われる場合などに検討されます。日本整形外科学会も、初期X線で発見しにくい舟状骨骨折について、CTやMRIで骨折部を確認できるとしています。

つまり、舟状骨骨折の検査では、

問診で受傷の経緯と経過を確認
→ 親指側の圧痛や手首の機能を診察
→ X線で骨の状態を確認
→ 必要に応じてCT・MRIでさらに詳しく評価

というように、症状に合わせて段階的に確認していきます。

すべての方に同じ検査が必要なわけではありません。どの検査を追加するかは、痛みの場所、診察所見、転倒の仕方、受傷からどのくらい時間が経過しているかによって判断します。

特に受傷から数週間、数か月と経過している場合には、「今も骨折しているか」という視点だけでは不十分です。舟状骨骨折を放置して骨がつかない状態になると偽関節となり、さらに時間が経過すると手首の関節変形や、力の入りにくさ、可動域の低下につながることがあります。

あきる野周辺で、転倒後から親指側の手首痛が続いている方、一度レントゲンで異常がないと言われたものの手をつくとまだ痛む方、以前の転倒から長期間たっても握る・持つ動作で違和感が残っている方は、高月整形外科病院 手外科へご相談ください。

現在の痛みだけでなく、受傷時の状況とその後の経過を確認し、必要に応じてX線・CT・MRIなどを使い分けながら、骨折の有無から骨癒合・偽関節の状態まで評価することが重要です。


状態を確認し、固定または手術などの治療方針を検討します

舟状骨骨折の治療は、骨折の位置・ずれ・受傷からの期間・骨のつき具合をもとに判断します

舟状骨骨折と診断された場合、すべての方に同じ治療を行うわけではありません。骨折した場所、骨片のずれや不安定性、転倒からどのくらい時間が経過しているか、すでに骨癒合が進んでいるかなどを確認し、それぞれの状態に合わせて治療方法を検討します。

舟状骨は血流の特徴から骨がつきにくいことがあり、特に中央付近の腰部で骨折すると中枢側の血流が不足しやすく、偽関節につながることがあります。そのため、単に「骨折線があるか」だけでなく、骨折した位置や時間経過を含めた評価が重要です。

受傷から比較的早い時期に発見され、骨折部の状態が安定している場合には、ギプスなどを用いて手首を固定し、骨癒合を待つ保存療法を選択することがあります。

固定によって骨折部の動きを抑え、骨がつきやすい環境をつくります。ただし、舟状骨は治癒に時間がかかる骨の一つであり、固定期間が長くなる場合があります。日本整形外科学会でも、早期に発見された舟状骨骨折ではギプス固定による治療が行われる一方、固定が長期間になることがあると説明しています。

治療中は、「痛くなくなったから固定を外してよい」と自己判断するのではなく、診察や画像検査で骨癒合の状態を確認しながら進めることが重要です。これまで解説してきたように、症状が軽くなることと、骨が十分につくことは同じではありません。

また、固定している期間には手や指まで必要以上に動かさなくなることがありますが、どこまで動かしてよいかは骨折の状態によって異なります。日常生活や仕事への復帰時期も含め、主治医の指示に沿って段階的に進めます。


骨折部にずれや不安定性がある場合は骨接合術を検討します

舟状骨偽関節では骨癒合と将来の手首機能の両方を考えて治療します

舟状骨骨折の中には、骨折部がずれている、安定性が十分でないなどの理由から、固定だけでは治療が難しいと判断されるものがあります。

そのような場合には、特殊なスクリューなどを用いて骨折部を固定する骨接合術を検討します。

スクリューによって骨折した骨片を安定させ、骨癒合しやすい状態をつくることが治療の目的です。日本整形外科学会でも、舟状骨骨折では特殊なネジによる固定が行われていることが示されています。

手術を行うかどうかは、「舟状骨を骨折したから」という病名だけで決めるものではありません。

・骨折した位置
・骨片のずれ
・骨折部の安定性
・受傷からの期間
・骨癒合の進み方
・仕事やスポーツなどで求められる手首の機能

などを確認しながら判断します。

さらに、受傷から時間が経過し、骨折部がつかない舟状骨偽関節となっている場合には、新しい骨折とは治療の考え方が異なります。

偽関節とは、骨折した骨が癒合せず、本来動かないはずの部分が関節のように動く状態です。舟状骨偽関節を放置すると、手関節の変形が進み、痛みだけでなく、手や指に力が入りにくい、手首を動かしにくいといった機能障害につながることがあります。

そのため、偽関節が確認された場合には、骨折部を癒合させることに加えて、将来的な手関節の変形や機能低下をできるだけ防ぐことも治療の目的となり、手術治療を検討します。日本整形外科学会でも、舟状骨偽関節は放置すると手首全体の状態が悪化することが多いため、手術が必要になるとしています。

受傷から長期間が経過している場合には、単に骨折部がついていないかどうかを見るだけでなく、骨の変形や手関節への二次的な影響まで確認したうえで治療方針を決めます。

「転んだのは数か月前だから、今さら受診しても遅い」とは限りません。時間が経過しているからこそ、現在どのような状態になっているのかを確認することが重要です。


あきる野で転倒後の親指側の手首痛が続く方は高月整形外科病院 手外科

受傷した日・手をついた向き・現在痛む動作をお伝えください

高月整形外科病院 手外科では、舟状骨骨折・舟状骨偽関節を手外科で主に取り扱う疾患として掲げており、手首や指の骨折・外傷などを診療しています。

舟状骨骨折では、受傷直後に診断された骨折なのか、ある程度時間が経過した骨折なのか、すでに偽関節となっているのかによって、治療で確認すべきポイントが変わります。

そのため、高月整形外科病院 手外科を受診する際には、可能であれば次の内容を整理しておいてください。

・転倒した日、またはおおよその時期
・転倒したときに手のひらをついたか
・手首をどの向きにして手をついたか
・親指側のどの位置が痛むか
・床へ手をつく、握る、持つなど、どの動作で痛むか
・受傷直後から現在まで痛みがどのように変化したか
・以前にX線検査を受けたか、その後も症状が残っているか

以前の画像や検査結果がある場合には、診察時の参考になることがあります。

舟状骨骨折は初期の通常X線では確認しにくい場合があり、疑わしいときにはCTやMRIで詳しく評価します。また、時間が経過している場合には、骨折の有無だけでなく骨癒合や偽関節の状態まで確認することが治療方針を決めるうえで重要です。

治療についても、早期で安定した骨折であれば固定を検討し、ずれや不安定性を伴う骨折では骨接合術を検討します。すでに偽関節になっている場合には、現在の骨の状態と手関節への影響を詳しく評価したうえで、手術を含む治療方針を考えます。

あきる野周辺で、転倒して手をついてから親指側の手首痛が続いている方、痛みはいったん軽くなったものの手をつくとまだ痛む方、「捻挫」と言われてから何か月も違和感が残っている方は、受傷から時間が経過していても高月整形外科病院 手外科へご相談ください。

現在の痛みだけで判断するのではなく、骨折の位置・ずれ・受傷からの期間・骨癒合の状態を確認し、固定で治療するのか、手術が必要なのかを個別に判断することが、将来の手首や手・指の機能を守るために重要です。


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