骨・関節の自然治癒をサポートする基本の治療法|高月整形外科病院解説

「骨折したらギプスを巻く」「捻挫でテーピングした」
整形外科の治療でよく知られる“固定”。実はこの固定療法、正しく行うことで骨や関節、神経の回復を促す非常に重要な治療です。
本記事では、高月整形外科病院が、固定療法の仕組みや対象疾患、治療の流れについて詳しくご紹介します。
固定療法の主な対象症状
以下のような「動かすと悪化する、または安静が必要な症状」が対象です。
| 症状名 | 説明 |
|---|---|
| 骨折 | 骨が折れてしまった状態。ズレ(転位)がある場合も。 |
| 捻挫・靭帯損傷 | 関節を支える靭帯が引き伸ばされたり、一部断裂した状態。 |
| 脱臼 | 関節が外れ、骨の位置がずれた状態。 |
| 椎間板ヘルニア | 背骨のクッションが飛び出し、神経を圧迫。腰痛や足のしびれを伴う。 |
| 頚椎症 | 首の骨の変性により神経を圧迫。首・肩・腕に痛みやしびれ。 |
なぜ「固定」が必要なのか?~身体のメカニズム~

固定療法の目的は、損傷した組織を動かさずに保護することです。
骨折の場合:
骨は「自然治癒力」で元通りにくっつく性質を持っています。しかし、ズレたまま動かしてしまうと、くっつかない・変形するなどのリスクがあるため、整復後にしっかり固定しておく必要があります。
捻挫・靭帯損傷の場合:
関節の支えが壊れた状態で動かすと、回復しきらないまま靭帯が伸びっぱなしになり、不安定な関節に。これが将来的な「クセになる」原因にもなります。
椎間板ヘルニア・頚椎症の場合:
コルセットや頚椎カラーによって患部の動きを制限し、神経への刺激を減らすことで炎症や痛みを和らげます。
高月整形外科病院で行う主な固定療法
| 固定方法 | 用途 |
|---|---|
| ギプス(石膏・プラスチック) | 骨折の安定固定に使用。関節も含めてしっかり保護。 |
| シーネ(副木) | 骨折や捻挫の軽度固定に使用。着脱できるタイプも。 |
| テーピング・バンデージ | 軽度の捻挫や筋肉損傷時のサポートに。 |
| コルセット | 腰椎の安定化。ヘルニア・圧迫骨折・ぎっくり腰に。 |
| 頚椎カラー | 頚椎症・ムチウチ・寝違えなどに。首を保護し動きを制限。 |
| 装具・サポーター | 靭帯損傷後や変形性関節症に使用。歩行や日常生活のサポートにも。 |
高月整形外科では、**症状と日常生活に合わせた“オーダーメイドの固定”**をご提案しています。
固定期間はどのくらい?
| 症状 | 固定期間(目安) |
|---|---|
| 軽い捻挫 | 約1〜2週間 |
| 骨折(手足) | 約3〜6週間 |
| 椎間板ヘルニア・頚椎症 | 症状が落ち着くまで(1〜2週間〜) |
| 靭帯損傷 | 約3〜8週間(重症度による) |
※固定中も適度に周囲の関節を動かしたり、リハビリを並行することが大切です。
固定療法で注意すべきこと

- 無理に外さない・外れたらすぐ来院
- 固定部の痛み・腫れ・しびれがあればすぐ相談
- ギプス内の湿気・汚れに注意
- 長期固定による筋力低下や関節拘縮に注意
高月整形外科では、固定終了後すぐにリハビリをスタートできる体制を整えており、「動かさない → 動かす」への移行もスムーズです。
高月整形外科病院の想い

「固定療法は“ただ動かさない”だけではなく、“動かせるようになる”ための第一歩です。
痛みをやわらげ、骨や靭帯が本来の力を取り戻せるよう、医学的に適切な固定と、生活に無理のない装具選びを行います。」
まとめ:固定は「回復の土台」になる治療です

骨や関節が傷んだとき、“動かさない”こともまた大切な治療です。
高月整形外科病院では、患者さま一人ひとりの状態や生活スタイルに合わせた最適な固定法をご提案し、後遺症のない回復を目指します。
骨折、捻挫、腰痛、ヘルニア、首の痛みなど、気になる症状があればお気軽にご相談ください。
地域のかかりつけ整形外科として、正しい診断と確かな技術でサポートいたします。