Ptosis形成外科/眼瞼下垂

眼瞼下垂

こんな症状をお持ちの方は……

日常的にこれらの症状に悩まされていませんか? もしかすると原因は眼瞼下垂(がんけんかすい)によるものかもしれません。 ★印の数は眼瞼下垂との関連性を示しています。

・まぶたが重い    → ★★★★★
・肩こりがひどい   → ★★★★
・眼精疲労      → ★★★★
・表情がきつくなった → ★★★★
・頭痛持ち      → ★★★

眼瞼下垂とは?

  • 眼瞼下垂(がんけんかすい)は、上まぶたが垂れ下がって視野を狭くしてしまう疾患です。 原因は様々ですが、ここでは(1)加齢性変化(2)外力(コンタクトの着脱や目をこする動作)の2点についてわかりやすく説明します。
    上まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)は、まぶた裏側の瞼板についています。 シャッターと同じ原理で、目を開こうとすると眼瞼挙筋がうしろにひっぱられて瞼板が持ち上がるわけです。 もう少しこまかく言うと、眼瞼挙筋と瞼板との間には 「腱膜」 があります。患者さんに説明するときには "パンツのゴムひも" と例えていますが、この "パンツのゴムひも" が伸びきってしまっている状態が(1)加齢性変化による眼瞼下垂の特徴です。そしてコンタクトレンズの装着や化粧、つけまつげなど目元を頻繁にひっぱる動作で "パンツのゴムひも" が瞼板の付着部から はずれてしまうのが(2)外力による眼瞼下垂の特徴です。

  • (1)と(2)のどちらの原因でも左にあげたような症状が出現し、放置すれば全身症状に発展するケースもまれではありません。手術は、まぶたがしっかりと持ち上がるように腱膜をたくしあげて瞼板に固定する腱膜前転法 が基本となります。日帰り手術(局所麻酔)で 手術時間は約90分。 気楽に受けていただけますが、術後1ヶ月は、むくんだ印象になります。傷あとは二重のラインに合わせますので目立ちません。上記症状が改善するほか、 目力が増して活力のある若々しい表情になることも、この手術の特徴です。

  • 患者さんから術後の感想

    患者さんから術後の感想が寄せられています。
    (1)優しい目元になりました!(2)目をあけるのが本当に楽になりました! (3)長年悩まされていた逆さまつげが治りました!

    担当医のご紹介

    日本形成外科学会専門医が診察・手術を担当します。眼瞼下垂は保険が適用されます。詳細はお電話にてお問い合わせください。

                           

    稲見医師にて手術を行うことが出来ます。
    月・火・木 (完全予約制)電話 042(692)1115(代)

                           

    治療の流れ

    診察から手術までの流れです。 日帰り手術(局所麻酔)で手術時間は約90分です。

    1.外来で診察し、手術予約をします。
    2.手術当日は来院後、着替えて手術前の点滴を行います。
    3.手術室入口で名前を確認して入室します。
    4.患者さんの希望に合わせて切開線を設定します。
    5.術後のイメージを確認していただき最終決定します。
    6.局所麻酔は、皮膚に数CC注射するだけで痛みも無く手術が行えます。
    7.切開と脂肪切除。皮膚と共に余った眼窩脂肪も切除。
    8.瞼板固定。緩んだ挙筋腱膜を瞼板に固定。
    9.術中確認。仮止めして患者さんと共に確認します。
    10.帰宅。ガーゼ不要で眼鏡もかけられます。通常術後3日目と7日目に来院いただき、経過観察します。
    11.術後3ヶ月。目の疲れもなくなり視界が広がります。半年後には自然な感じになります。